10. 休日 (3)

http://toshi.my.land.to/twostudents/?10
* トップ ページ - Two Students :: 10. 休日 (3)

―― 一方、見事に先制攻撃を食らわせたツッコミの方は...。

「あぶねぇあぶねぇ...
 下に降りていこうと思ったら素晴らしいタイミングで来てたしアイツ。
 思わず反射的にボール投げてきちゃった。どうしよ。
 とりあえず放送室に戻ろ。いやーあぶねぇあぶねぇ...」

―― ボケの方はというと、近くの教室からボールを 4 つ持ち出し、闘いの分析を始めた...。

「さて、アイツはおそらく放送室に戻ったはずだ」
―― なぜに?
「長年の勘だ。今度こそ正しいと願おう」
―― 言っとくが俺はどちらの味方でもないからな。
―― 当たれとも外れろとも思わないぞ。
「分かった。それじゃ俺との会話はやめて、ナレはナレの仕事をしてくれ」
―― よしきた。
「じゃあな。負けんなよ」
―― ............それは俺のセリフだ。
「よっしゃ、これでお前は俺の味方な」
―― ...やられた。
「そんじゃ、ナレ頑張れ」

―― そうして彼は風のように走っていった。

(もしアイツが放送室に戻ろうとしているなら、
 その出発点はさっきまで俺がいた階段だ。
 なら俺は...)

―― 彼は、2 階の北にある放送室に最も近い「別の階段」へ走った。
―― 当然、相棒よりも早くそこへたどり着かねばならない。

「あー今からどうしよっかなぁ。放送室行ってまた放送しちゃおっかなぁ」

―― 相棒は 2 階の廊下を、のそのそ歩いていた。

(着いた!)
―― 彼は放送室を目の前に、階段のところへ身をひそめ、
―― 逆方向から歩いてくる相棒を待ち構えていた。

「あーでも放送すると逃げにくくなるなぁ。ずっと隠れていようかなぁ」

(来た!!)

「おわっ!?」

―― 放たれた、ひとつの小さなボール。
―― 突然の出来事に無防備の、相棒。
―― 顔面へ見事な、クリティカルヒット。

―― ツッコミは、もはや勘を完全に取り戻し、放送室へ戻ろうとする相棒へダメージを与え、
―― 闘いをも振り出しに戻したのであった。

〜執筆後記〜
ツッコミの視点でナレが語る構成にしました。
ボケの視点でも語れるようにする為の布石です。
言うまでもなく些細な笑い取りも忘れません。

<< 前へ 次へ >>

ページの先頭へ戻る
Two Students へ戻る
トップ ページへ戻る

* トップ ページ - Two Students :: 10. 休日 (3)
http://toshi.my.land.to/twostudents/?10
(C) 2005 - 2010 Toshi, All Rights Reserved.