11. 休日 (4)

http://toshi.my.land.to/twostudents/?11
* トップ ページ - Two Students :: 11. 休日 (4)

―― あまりにも突然な攻撃を受けてあっけに取られている相棒も見ずに、
―― ツッコミは全速力で階段を駆け上っていった。

「......ぇ?」
―― ね、大丈夫?
「...丈夫...」
―― 「大」はつかないのね。
「ああ......
 しかしびっくりしたわ。全く気配を感じ取れなかったよ」
―― 昔の感覚を取り戻したって。
「昔か......もう何十年も前だったかもしれない」
―― お前十五だろ。アイツと同じこと言ってるよ。
「...よし、俺も行こ。
 ついでに俺の視点でナレして」
―― ......OK...

―― 上へ消えていった相棒の姿を追うボケ。
「ちげーよ、そこは
 『必死でダッシュする相棒を余裕の表情で追いかける...」
―― んなナレーションするかぁ!!

―― ひとまず 3 階の廊下を一通り回るも、相棒の気配は無い。
「これは 4 階に隠れてるに違いない」
―― でもさっき気配感じ取れなかったじゃん。3 階かもよ?
「心配するな。俺さっき 3 階に着いたとき、感覚取り戻し終わってるから」
―― 都合よすぎ!!

―― 4 階。ちなみにこの校舎、階段が 4 つ存在するのである。
「もーいーかぁーい」
―― そんなんで出てくるかよっ!
「担任の先生がいるよ〜〜」
―― だからそんなんで出て...

ガタッッッ!

「あれ?音したよ今」
―― マジであのセリフに反応したのかよ...
「いや、これは絶対『もーいーかぁーい』で反応したんだろ」
―― だとしても反応遅ぇよ!!
「まーまー。まず音はそんなに近いところじゃない。
 考えるに、どこかに隠れて俺が近くを通った瞬間を狙う気だ。
とゆーことで、お前がおとりにナレ」
―― ダジャレかよ!おとりかよ!そして俺、実体ないよ!
「残念!」
―― 残念も何も、それ 1 対 1 じゃないでないの。
―― ってあれ...

―― ボケは果敢にも走っていった。相棒の待ち構えるその目の前を通り過ぎる為に。

〜執筆後記〜
ナレがツッコんでもスムーズですね。結局漫才が大半を占めることになったんですが。
行数も多めではないですしね。でも書く心意気は消えません。

<< 前へ 次へ >>

ページの先頭へ戻る
Two Students へ戻る
トップ ページへ戻る

* トップ ページ - Two Students :: 11. 休日 (4)
http://toshi.my.land.to/twostudents/?11
(C) 2005 - 2010 Toshi, All Rights Reserved.