13. 休日 (6)

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―― 思わぬ形で衝突って言っちゃったけど、
―― どう衝突すんのかね?

「疲れたわ〜」
―― 疲れながらも、放送室で置き去りにしたボールと感動の再会を果たした。
「最低でも 4 個は持ってないと終わらん」
―― 8 個持って外へ。

―― 体育館の方向へ進んでいく。と、
(!!
 この気配、体育館にいるな)
―― 校舎と体育館に挟まれている 1 本の廊下。
―― そこで気付く方もスゴいが、
―― そこまで気配を漂わせている方もスゴい。

―― もう少し進むと、体育館を見下ろせる。
―― 言うまでもなく、体育館からも見上げられる。

(じわじわ分かるなぁ。間違いなく狙われる。あの技しかない)

―― 体育館から見えないように、ほふく前進。
(あっちが見えないパワーなら、こっちは見えない移動手段だ)
―― 相手が自分に気付いているかは知らないし、
―― 相手が自分に気付かれていると自覚しているかも知らないし、
―― もう誰も、全てを知らない。だからこそ闘える。

―― 階段までたどりつき、慎重に降りる。気配にも気を配りつつ。

「..................!!!!!!」
―― 突然走り出した!
「りゃァァ!」
―― 踊り場を素早くターンし、8 個のうちの 2 個を投げつけた!!

―― 床を跳ねる 2 個のボールの行方も見ないツッコミがそこにいた。
―― ボケの意表を突こうとしていたところを、ボケが逆に気付いたのだ。
―― 無言の二人。踊り場と 1 階の廊下で、同時に投げる構え。
―― 二人は自信に満ちた表情そのものだった。
―― 何秒経ったか、一斉に攻撃を仕掛け始めた!!!

―― ボケは 2 発。ツッコミは 3 発。全部不発。
「分からねぇな」
―― 二人は同時に言った。
「3 発も投げちゃって、ボールは無くならないの?」
「さっき補充してきた。痛くもかゆくもない」
「なら心おきなく。お前が攻撃できないんなら俺も何もできないからな」
「お前もボールは無くならないの?」
「さっき補充してきた。痛くもかゆくもない」
「なら心おきなく。お前さっきなんで攻撃してこなかったんだ?」
「持ってなかったし、気付けなかった」
「所持してろ。そして気付け」
「完璧ミスったよ。お前もさっきなんで攻撃してこなかったんだ?」
「持ってはいたが、気付かれるかもしれなかった」
「たった今気付けとか言ってたじゃねぇか」
「そういうもんだよ」

―― 雰囲気さえ違えばいつも通りの掛け合いだが今だけは緊迫。
「高い場所にいる俺の方が有利だと思うが、いいのか?」
「いいよ」
「いいか」
「じゃ、再開だ」

―― 二人して再開のタイミングを計っている。
―― そして長い沈黙を破り――!!

「りゃァァァァ!!」

〜執筆後記〜
マジになれば二人もスゴいです。
これが説明していた「そうでない展開」の一つとなるわけです。
構成に骨が折れました。

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