15. 休日 (8)

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―― ボケ : ツッコミ = 4 : 3 って、
―― これ食らったダメージか。
―― てことは、得点は 3 : 4 。

―― 得点が動くと、二人は投げた瞬間の姿勢のままで止まった。
―― 長い時間止まった。
―― 互いに理解した。

―― ツッコミへ向けて投げつけたボールは、
―― 残り 2 個を 2 個とも投げつけたボール。
―― よけることを全く考えてなかったわけじゃないけど、
―― 2 個とも、すんごいピンポイントで狙ってくんの。まさに不可避。
―― ボケへ向けて投げつけたボールは、残り 4 個のうちの 3 個。
―― 片手で投げるにはちょっとキツい。外しやすい。
―― 実際、あまりスピードも正確性もよく考えなかったけど、
―― 当たっていた。たった 1 つだけ。

「5 対 5 か?」
「運命がそうさせたんだろ。二人の運命が」
「俺は誰かと運命を共有したりなんか........
 するけど」
「その通り」

「4 個全部投げなかったのはなぜ?」
「言えない」
「ねぇねぇ、4 個全部投げなかったのはなぜ?」
「聞こえないふりすんな!!」
「了解」
「聞こえてるし!!」

「なぁ...」
「ん?」
「そろそろ、この姿勢やめね?」

「今何時だっけ?」
「俺の体内時計によれば、今は朝の 8 時だ」
「狂ってない?」

「帰るか」
「お前が置いてきたボールはほっとくの?」
「いざというときの護身用」
「だったら携帯してろよ!!!」

「じゃあ、来たときに開けた窓、ガッチャガッチャして閉めないと」
「そーゆー無駄な効果音はいらんから!!」

「疲れた。精神的にも疲れた」
「それは否定しない」

「思えば、
 今日は期末テストが終わって最初の土曜日だったな(第 8 話より)」
「こんなに土曜日を長いと感じたの、何度もある」
「言う必要あるの?」

「じゃあ、ここでしばしのお別れだ」
「今日のことは忘れてはならんよ」
「ぁぁ」

―― 長かった闘いは、終焉した。

〜執筆後記〜
終わりました。
期末テスト直後のお話なのに夏休みが終わりそうなときになって一段落です。
次からは何を書こうかと考えているところです。

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