「久々に前回のあらすじを紹介できる」
―― 始業式当日のことだった。
「何終わったみたいな言い方してんの?」
―― 校舎全体がザワガヤしてると、連絡が来た。
連絡「知ってると思うけど今日始業式だからー、
できれば全校生みんな来てほしいのよ。
つーわけで一斉に並んで体育館に来ちゃって。
すぐ終わるから。以上」
―― 俺たちの始業式はこの連絡から始まったと言ってもいいよね。
「こんなんで始まってほしくない」
「こーゆー式ってさ、真面目にやるもんでないの?」
「これはフィクションだからいいの」
「お願い、ぶち壊さないで」
―― 全校生、合計 600 と 28 名になりま〜す。
「お会計?」
司会「始業式が始まるので、ヴォイスを発するのをやめなさい」
「普通に言ってください」
司会「閉式の言葉」
「閉じないでください」
司会「失礼、開式の叫び」
「叫ばないでください」
司会「開式のぼやき」
「ぼやかないでください」
司会「開式の会話」
「盛り上がらないでください」
司会「帰っていい?」
「勝手にしてください」
司会「じゃあアメリカに帰ります」
「母国変えないでください」
司会「ハロゥ〜!」
「悪あがきしないでください」
司会「グ...グッドモー...アフタ...」
「無茶しないでください」
司会「開式の言葉」
教頭「それでは、これより始業式を始めます」
「...なんかボケてください...」
司会「校長先生のお話」
「...だからなんかボケを...」
校長「こうして生徒のみなさんと会うのはおよそ 1 ヶ月ぶりですねぇ。
拝啓 いかがお過ごしで?」
「手紙書き始めないでください」
校長「夏休みはどうでしたか?宿題は終わってますか?
先生は終わってません。40 年前のヤツが」
「爆弾発言しないでください」
校長「あのときは『夏休み三大原則』っていうのがあってね。たぶん」
「ちゃんと覚えてる話をしてください」
校長「持つな鉛筆・開くな宿題・触るなカバン」
「完全放棄しないでください」
校長「夏休みの間中ずっとこれを達成できた者は、どう呼ばれたと思う?」
「正答率 0% の問題を出さないでください」
校長「えー、うーんとね、そう、あれ、確かね、それはね、忘れた」
「もう話すのやめてください」
司会「校歌独唱」
「一人にしないでください」
司会「そうかどうしよう」
「ダジャレにしないでください」
司会「閉式の言葉をマイクでしゃべる行動」
「細かく言わないでください」
教頭「二学期も楽しくやっていきましょう。始業式終わり」
〜執筆後記〜
ちょっと眠くなりながら書いたので変な部分があるかもしれません。
全域にわたってシュールな雰囲気を出せたので良かったと思います。
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