2. 朝

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―― なんだかんだいって学校へ到着した二人。
「思うんだけど、学校まで遠くね?」
「そう? 20 分ぐらいで着いちゃうじゃん」
「それが俺にとっては遠いね。俺は 17 分ぐらいがいい」
「わずかな差じゃねーか」
「何がわずかな差だよ」
「だってたかが 3 分でしょ」
「その 3 分なんだよ」
「何がその 3 分なんだよ」
「いいか、3 分あればいろんなことが出来る。例えばな...」
「何? 3 分あればいろんなことが出来る? 3 分っつーとカップラーメンか?
 アレはフタを開ける時間等も考慮すると 3 分で美味しく召し上がるのは不可能...」
「そこまで発想してねーよ。じゃー何だ、
 お前の中では『3 分』と『カップラーメン』が自動的にイコールで結びつくのか」
「うん」
「おい!『うん』って言っちゃったらそれ以上話が繋がらねーじゃねーか」
「そうだね」
「冷たっ...お前、そんな奴だったの?違うだろ?違うよね?」
「ああ」
「全然違わねぇー!!マジで『そんな奴』だったよ!!」
「はいはい」
「ちょ、今まで自分が言ってきた言葉をよーく振り返ってみろ!
 急に肯定しかしなくなったよ!何が起きたの!」
「そうそう」
「そこは肯定する場所じゃないっつーの!」
「その通り」
「理解した上で肯定しやがった!」

―― 話がずれながらも教室へ入った二人。と、そこへ担任がいらっしゃった。皆席に着く。
扉(ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ パリン)
「扉長っっ!!しかもなんか聞きたくない音が聞こえたよ!」
担任「大丈夫だ、心配するな。そのうち開ける音が静かな扉に替えるから」
「そっちの音じゃねーって!」
担任「じゃー朝の会始めるぞー」
「無視かい!!」
担任「静かにしろー。ほら号令っ」
号令「ちゃくせーき」
「現状維持じゃん!」
担任「じゃーまず明日の連絡から」
「早すぎぃ!!」

〜執筆後記〜
また淡々とした流れを作ることが出来ませんでした。残念。

ボケよりもツッコみの吟味に時間が掛かりますね。
読んでいって自然な流れになるように文言を微妙に変えながら推敲を進めています。

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