―― 朝の会も終わり、ちょっとした休み時間も終わり、1 時間目。
「さてここで問題です。1 時間目の授業は何でしょう？」
「しょーもない問題だな」
「この問題の答えは三択になりそうです」
「はっきり言えよ」
「分かりましたぁー。三択三択ぅ」
「問題出しといてやる気なくすなよ！」
「1 番、1 日の始まり、1 時間目といえばやっぱりコレ！音楽」
「週に 1 回だろーが！」
「2 番、眠くなる授業でおなじみ、体育」
「何したら眠くなんの！？」
「3 番、数学」
「何か前フリ入れろよ！」
「さて、何番でしょう？」
「...ったく...そうだなー。ふっ...簡単じゃないか...
断言しよう。今日の時間割によれば、正解は音楽でも体育でも数学でもない。
当てはまるべき答えは......そう！
『我らが母国語である、あの文系の教科』に決まっている」
「我らが母国語...あの文系の教科...
はい残念〜、英語じゃありませぇ〜ん」
「そっちじゃねぇぇぇぇぇ！！」
「言い直しは効きませんよ〜」
「お前のせいだから！」
「では、不正解のあなたにはもれなく、
『先生から名指しされる義務』が与えられま〜す」
「不要ぉ！」
―― そうこうしているうちに 1 時間目の「理科」は終わった。
「さっき見てたの、明日の時間割だった.......」
「まあまあ、そう自分を見失ったりしないで」
「そこまでひどくねぇよ」
「それはそうと、もうすぐ期末テストだな」
「そうだなー。なんか俺、期末テストの雰囲気好きだな」
「えー？さっきまで自分を見失ってた人が？」
「見失ってないし関係ないわ！」
「俺はああいう雰囲気あんまり好きじゃないな。静かすぎて」
「ま、慣れだよ慣れ」
―― 呼んだ？
「ナレじゃねぇぇぇぇ！！」
〜執筆後記〜
粘った割には大きなインパクトが感じられないように自分で思いましたが如何でしょうか。
少しグダグダしててもそれで悪いことはないと思います（何
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