「あけましておめでとうございます」
「それ前回も言ったよね」
―― 三学期始まって少し経ったね。
「じゃー、記念にクイズ出すか」
「何を記念したいんだよ」
「あるところに A さん、B さんがいました。
A さんはリンゴを 3 つ持っていました。
と、そこに B さんが青リンゴを 2 つ買って来ました」
「ハイハイ」
「A さんは言いました。『おい、何の真似だ?』」
「おい、険悪なムードになってんじゃねぇか」
「B さんは言いました。
『え、青リンゴ買って来たんだけど』
『んなこた分かってる。なんで青リンゴと共に俺のところへ来たんだ?』
『あんたリンゴ好きだから...おすそわけ...』
『ふざけんな!俺の持ってるリンゴの色をよく見てみ!何色してる!?』
『ちょっと青っぽい赤』
『細かいことはどうでもいいわ!!これ赤だろ!!!』
『それが何』
『実は俺、赤いのしか食べないの!!』
『えぇー、せっかく人が持って来たのに』
『却下!!』
『ちょ、それは無いんじゃないの!!いい加減にしてよ!!』
『ダメ!!このこだわりを捨てたら負けなの!!』」
「......」
「さて、リンゴは何個?」
「いらねーよこんな前置き!! 5 個だろ!!」
「いーや、実はね、A さんがね、
『実は俺、赤いのしか食べないの!!』
って言った後リンゴかじってました。略したけど」
「重大なヒント略してんじゃねぇよ!!」
「じゃ何個?」
「どうせかじったの 1 個じゃねーんでしょ。3 つ全部かじったとかでしょ」
「おお、いい勘してるね」
「だから完全なリンゴは B さんが買って来た 2 個!!」
「違うよ。俺は『青リンゴは何個?』なんて言った記憶ありませんが」
「そう来やがったか!!じゃ 0 個か!!」
「違うよ。俺は『(ただし、かじったリンゴは数に含まない)』なんて言った記憶ありませんが」
「おいィ!!かじったかどうか関係ねーじゃねーか!!!じゃ 3 個か!!」
「いーや、実はね、B さんがね、
『ちょ、それは無いんじゃないの!!いい加減にしてよ!!』
って言った後リンゴかじって...」
「だからかじったかどうか関係ねーんだろ!!一体何個なんだよ!!」
「5 個」
〜執筆後記〜
実際にあったやりとりを元にしました。感謝。
1 月中にあと何回出せるか。。。
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