39. 祝 卒業

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担任「明日は卒業式だ、有終の美を飾れよ」
―― そっかー、もう一年経っちゃったんだ。
「この一年で変化したことは?」
「世の中」
「いや、あの身の回りでさ」
「ナレがナレらしいナレをしなくなった」
―― 悪かったね。雰囲気上そうせざるを得なかったんだから。
「他は?」
「世の中」
「。。。あのさ、身の回りでもう無いの?」
「。。。お前、世の中は身の回りと関係ないってか?
 世の中は身の回りの範疇に入れんじゃねぇよってか?
 お前は社会を分かってない」
「いや、そう言ったんじゃなくてさ...」
「そう言ったんじゃないってか?
 じゃ世の中。世の中でいいっしょ?」
「だーめ」
「何故に?
 理由を英語で述べよ」
「無理!!」
「じゃ 10,000 文字以内で述べよ」
「。。。ほぼ無制限じゃん!!」
「じゃ裏声で述べよ」
「恥ずいわ!!」
「じゃ地声で、しかもギリギリ限界まで高い声で述べよ」
「ある意味裏声より恥ずいんだけど!!」
「じゃ普通の声でいいから、思いっきり叫んで述べよ」
「それは普通の声と言わん!!」
「じゃ叫ばなくていいから述べよ。ただし英語で」
「だから無理だっつーの!!」
「じゃ日本語でいいから、
 裏声と地声、しかもギリギリ限界まで高い声で、思いっきり叫んで 10,000 文字以内で述べよ」
「今までの悪条件全部揃ってんじゃねーか!!」

担任「じゃ宿題を出す」
「えぇ!?
 もう卒業なんですけど!!
 もう学校に何も残したくないんですけど!!」
担任「心配するな。
   自分がこの三年間で何を学び、何を得て、これからどう進んでいくか、
   それを自分の心に留めておく、それが宿題だ。忘れるなよ」
「先生。。。」
担任「ただし英語で」
「先生ーーーーぃ!!」







卒業証書

Two Students

中学校の課程を特にトラブったりとかしないで修了したことを証する

平成十九年三月三十一日

某中学校長

第 一九三三一 号







―― 義務教育が終わったんだな。未来を自分で見つけ広げていくんだな。



〜執筆後記〜
もしかしたらしばらく書けないかも知れませんが、やめません。
高校へ進んでも続けます。

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