「もう随分寒くなっちまったじゃねーか」
「あれ？この前書いたのって夏？」
「そー」
「しかもまだ夏休み始まってなかったパターン？」
「そのパターン」
「おいおい秋すっ飛ばして冬かよ、やる気あんのか」
「もう心の底からすみませんでしたねコレ」
「一応まだ終わりとかないから」
「それは絶対ない」
「この時期になると雨より雪の方がいいよな」
「それは言えてる。傘差さなくて済むしな」
「まあ吹雪とかだとさすがにキツいけども」
「ごめん、俺どんな日でもチャリ通だったわ」
「いたよここに最悪なのが。お前死ぬぞ」
「歩く余裕があるほど早く起きねーから」
「あー、まー分かっけどなそれ」
「おかげで前回の冬は 4、5 回コケた」
「雪の日のチャリは相当頑張んねーといけねーぞ」
「まず気付いたのはな、ブレーキをかけながら曲がると 100 % コケるってことな」
「そーそーそーそーそれ。前輪ブレーキをかける＝今から転倒しますって言ってるよーなもんだし」
「基本後輪じゃねーと危ねーんだよな。でもまー後輪でもコケるときはコケっけど」
「あと微妙に斜めってるとこあるだろ、歩道と車道の境目とかあんじゃん。アレもヤバいのよ」
「アレ、雪積もってるときに行くと見事に車道まで滑り降りんのな」
「コケるまでは行かねーんだけどこう、ツシャァ！ってチャリスライドすんのよ」
「アレ怖いね。ゆっくり走ってても行くからね下に」
「つーかむしろ歩道より車道行った方が速ぇーから」
「あるある。車通り少ない車道行った方がいいのよ。住宅街とか」
「雪少ねーからある程度はスピード上げられっし」
「歩道とか除雪されてないとガタガタガタガタってなりながら行かなきゃなんねーだろ？」
「前の晩思いっきり積もったときとか、前の人が通った跡を頑張ってついていくんだよこう」
「ミスると新雪に新しい跡がつくのな」
「んでズオオォォ！って突っ込んでチャリ止まる」
「あんときの雪が潰れる音がなんかムカつくんだよな」
「分かるわそれ。もうヤケになって足で蹴っ飛ばしながら脱出すんだろ」
「毎っ回毎回な」
「積もって固まってくれると走りやすいんだよ」
「そー、それが一番いい状態でよ、中途半端に固まってたり水含んでるヤツの方がダメ」
「まーガッチリ固まっててもマンホールんとこだけ融けててそこ通るときガタン！ってなる」
「今年はでもまだそこまでは行ってねーんだよな」
「雪もそれなりに積もってくれればそれでもう十分なんだって。追い打ちすんなっつー話だわ」
「あとよ、パッと見見えねー氷あんのがヤバい」
「横断歩道渡ったあとに曲がりたいときとか、氷張ってるといきなりズルッ！って来んのよ」
「フツーにペダルこいでて突然空回りって経験も何回した」
「つーかある程度前から光の反射で見えるだろ氷って」
「んであらかじめよけとくか、あえて通ったりとかすっからな」
「実はなんだかんだ言って俺も雪の日のチャリ通しまくりだったわ」
―― ※雪の日の自転車の運転は大変危険なので、時間に余裕のある方は徒歩やその他の交通手段をお勧めします。
〜執筆後記〜
突然浮かんできたので書きました。今年はまだ完全な銀世界を拝んでいないです。
登下校は大変になりますが拝みたいところでもあります。
なお、雪の降らない地方の皆さんはなんだかよくわからないことになっているかと思われます。
正直内輪ネタで申し訳ないです。
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