8. 休日 (1)

http://toshi.my.land.to/twostudents/?8
* トップ ページ - Two Students :: 8. 休日 (1)

「ねぇ、タイトルの (1) って何?」
―― それは「かっこいち」って読むんだよ」
「馬鹿にしてんのか」
―― ちなみに山形県民は「いちかっこ」って読むんだよ」
「へぇ〜〜。って俺らは設定上、山形県民なんですけど」
―― なんで山形だけなんだろうね?
「それは知らないー。俺らも昔からそう読んでたし」
―― 不自然じゃないの?
「逆に俺らは『かっこいち』って読む方が不自然だな。
 お前って『かっこいち』派?」
―― 俺は設定上、山形県民じゃない。
「マジでか」
―― そもそも声だけの存在だしねぇ。
―― でも俺は「いちかっこ」派だから。
―― 気持ちはあなた方のような山形県民になりきってるもん。
「キレイにまとめようとすんな!」

―― 今日はテストが終わってから最初の土曜日。
―― その朝方、二人の一方からもう一方へ電話が掛かってきた。
電話「ぷるるるぅ」
「はい」
「もしもし、ツッコミさんのお宅ですか?」
「役割の名前で言ってんな、ボケ!」
「今の『ボケ』は役割の名前ですか?それとも侮辱ですか?」
「どっちとも取れるが...後者で」
「侮辱なんて言ってんな、ツッコミ!」
「............」
「今の『ツッコミ』は役割の名前ですか?それとも侮辱ですか?」
「お前が言ったんだろーが!!そして『ツッコミ』なんて侮辱があるか!!」
「何だよ機嫌悪いな」
「何よ、せっかくの休日なんだからよ」
「遊びに行こうよ」
「どこへよ?」
「学校よ」
「学校よ〜?学校行って何すんのよ?」
「あ、行く?分かったよ、じゃあ昇降口で待ってるよ。じゃ〜よ」
「強引にも程があるわ!!おい!!!
 って切りやがった!!!俺の心も斬りやがった!!」

―― とは言ってもやることも無いので行ってみたのだ。
「お、来たよ」
「まだ語尾に『よ』つけて遊んでんのかよ!」
「人のこと言えねーじゃねーかよ」
「お互い様だよ!!」

「それで、今から校舎に入る」
「えぇ〜?どうやって?」
「実はここの窓、鍵が意味をなしてないんだ」
「鍵?」
「こうやってずらすと!」
(がたっ)
「うをぉ、入れるな」
「じゃ先行ってるぞ。シュバッ!」
「口で言ってどーすんだ!」

―― 先を越されたが、とりあえずゆっくり校舎の中へ。
「もうどっか行きやがった」
―― すると近くのスピーカーからちょっとしたノイズが聞こえた。
「......まさか......」
連絡「♪ぴんぽんぱーん!!!」
「案の定ぉぉぉぉぉぉ!!」
連絡「非常に個人的な連絡です」
「俺だけだな!!そうだな!!」
連絡「今から校内サバイバルを始めまーす」
「何?サバイバルって」
連絡「あの、各階に物がたくさん置いてある小さい教室あるでしょ」
「あるよ。校舎は 4 階建てだから小さい教室は 4 つあるな」
連絡「各教室に小さなボールがたくさん置いてあります」
「よく知ってるな。中学校生活三年目にして初めて知った」
連絡「つーか俺が無造作に置いてきた」
「お前かい!!」
連絡「そのボールを相手に投げつけて、当てたら 1 点ゲット」
「うん」
連絡「先に 5 点ゲットした方が勝ちぃ!!それでは始め!!」
「おいおい...」

〜執筆後記〜
大幅増量スペシャルでした。
冒頭の「いちかっこ」の話、本当に山形県民は「いちかっこ」なんです。
ノンフィクションです。では次回。

<< 前へ 次へ >>

ページの先頭へ戻る
Two Students へ戻る
トップ ページへ戻る

* トップ ページ - Two Students :: 8. 休日 (1)
http://toshi.my.land.to/twostudents/?8
(C) 2005 - 2010 Toshi, All Rights Reserved.